恒例の新春のお便りです。 今年もどうぞお元気で! |
1.この1年から (文中の青い下線の文字をクリックで関係頁へ) |
4月ザルツブルグでの息子の結婚式に出席する途上、弟のO君とスペイン、フランス、イタリアを回ってきました。スペインとイタリアでは3年まえに東京を案内した人たちの家庭に招かれて、思いがけず歓待を受けました。マドリッド北方の町ログロニョのカルメンさん宅では、わざわざフラメンコ・ダンスの先生一家を自宅に連れてきて、居間でなごやかに本物のダンスを披露。我々のために即興曲まで作ってくれました。私はカスタネット使い方まで教わりました。が、おみやげにもらったカスタネットを日本で披露しようとしたら何度やっても失敗でした。 イタリアのジェノアの近くリヴィエラ海岸沿いのコゴレトというところでも、かつて私が新婚旅行を案内した若夫婦のアパートに招かれ、暖かいもてなしを受けました。近くの洞窟を案内してもらった後、アパートに行くと、イタリア語と英語で「相沢さん歓迎昼食会」と書かれたきれいなお手製メニュが用意され、テーブルには郷土料理が見事に並んでいました。共稼ぎなのに2人とも休暇をとって1日中ジェノアを案内をしてくれたあと、中世風の静かなレストランで最後の晩餐まで…。 バルセロナでも、カルメンさんの友人Tinaさんが案内してくれることになっていたのが、その娘LaiaさんとそのフィアンセのMarc君も加わって盛り上がりました。特にMarc君は学芸員で歴史などに詳しく、その説明には、中央権力と地方勢力の間の相克の歴史の中で生き延びたカタロニア人の心意気がありました。 丁度その頃アイスランドの噴火で飛行機が全面ストップ。フランスでも鉄道ストが続いていて、大混雑に巻き込まれた時もありました。しかし自分で運転して辿ったベルギー人推薦の南フランスの小さな村ブードワン(Bedoin)付近も忘れられない所です。でも今年は私も72になり、「老害」になりそうなので、ガイドをするのもされるのも引退する潮時かなと思っています。 |
次男の浩が(足木)絵美さんとザルツブルグで結婚しました。ザルツブルグで…というのは絵美さんの希望でしたが、私も好きな町で、全ての手続き、段取りの交渉を半年前から、暇な私が引き受けて、現地のAgentと折衝していました。 モーツァルトも演奏したというミラベル宮殿の「大理石の間」で挙式後、花一杯の庭園で記念撮影。そのあと披露宴会場のあるザルツブルグ城の下まで白馬の馬車でザルツブルグの市内を行進。その間市民や観光客の喝采を受けるというお膳立てです。そのビデオをネットに入れて海外の友人に見てもらいました。「何度も見たよ」とアメリカ人。「まるでおとぎ話の世界のよう。オーストリアの皇女Sisiを思い出した」とオランダ人。一方ロシア人には「この式はお父さんの子供たちへのプレゼントでしょう?」と見透かされていました。 家内は長い飛行機の旅が無理で、式には弟O君が代りに出席してくれました。結局本人達、両親、友人たちなど10人の出席だったので、7月に家内を含めて親戚だけの披露宴を再度東京で行いました。でも費用は東京のホテルなどで式をやるよりかなり安く済んだようです。 子供が全部独立し、また2人だけの生活に戻りました。 |
相 沢 健 夫 |
2.家族のことなど (青い下線付きの文字の上にのカーソルを移動してクリックするとその関係頁が出ます) |
お名前 |
166999 |
tko@cpost.plala.or.jp |
2011年1月 |