恒例の新春のお便りです。 今年もどうぞお元気で! |
1.この1年から (文中の青い下線の文字をクリックで関係頁へ) |
大地震があった3月11日午後2時46分には、近くの東大演習林という森林の中を散歩していました。巨木が突然動き出し、太い枝が大きく揺れて、風もないのに葉がこすれ合う激しい音が急に起こり、不気味でした。実際、今年もこの森と、これに隣接する農場は、週末を除くほとんど毎日散歩を楽しませてもらっています。私のホームページにも紹介を載せましたが、農場で取れる桃、栗、ブドウ、ジャガイモやお米までがときどき即売される時は、散歩のみやげにしています。秋には森林の中の大木の1つ「ラクウショウ」の里親になり、多少の寄付をしたら、名前入りのプレートを脇に立ててくれました。 原発被災のあと外人観光客の数は激減し、今でもガイド依頼は1ヶ月に数件しかありません。それでも事務局を1人で引き受けている関係上、ガイドの引受け手のない場合や緊急の場合、自分で出かけておもしろい出会いを楽しんでいます。絶対マクドナルド以外では食べない子供の悪習を親も認めているスウェーデンの若夫婦、スイスからのオタク若者、子や孫を含めて12人もの大家族を自腹を切って世界旅行に連れ出すマレーシアの49才御仁、浅草の小さな飲み屋で枝豆をつまみながらテレビの相撲に声援をおくる6人のギリシャ人グループ。しかし一方で彼らの質問は鋭い。「日本はどうして50年も保守内閣が続いたのか?」「アメリカに2度も原爆を落とされながら、どうして敗戦直後から日本はアメリカと仲良くなったのか?」「憲法9条改定に賛成か?」などなど。 50年位前に買った英米戯曲のLPレコードを出来るだけ音質を落とさずにデジタル化して、少しホームページに入れてみました。テキストを見ながら名作の、今は亡き名優のセリフを英語で聞くページです。時間と興味をお持ちの向きは右のリストの項目をクリックしてみてください。 ほぼ毎日の300m水泳は11年目です。私が「冷や水会」と名付けたフィットネス仲間と共に楽しんでいます。 |
大地震でもわが古家は何とかつぶれず、どうにか耐えてくれたのですが、本棚の本がほとんど落下して、それを片付けているときに、アメリカ留学中に亡くなった伯父の追悼文集「夕映」がたまたま手にふれました。拾い読みしているうちに興味が出てきて、足跡をネットで確認しながら読み直し、おこがましさに堪えながらホームページに紹介してみました。肉親の目に映った、日米開戦より10年くらい前の日本とアメリカの様子、見知らぬ世界で失敗をしながら、悪戦苦闘する伯父の異国生活、そしてその突然の死と家族の悲しみ、友人や恩師の暖かい心遣い...が行間から感じられます。ドバイの総領事をされている次男の嫁の父の感想は「世の情勢は大きく違っていても、若者の思いと行動は今も昔も変わらないものですね。」 腎機能が低下している家内との外国旅行は無理なので、よく1泊で、秩父や信州の温泉ドライブに一緒に出かけています。特に秩父付近の散策や両神温泉はお気に入りで、桜草、ロウバイの時期、菖蒲のころ、ホタル…とゆっくりした時間を楽しんでいます。13年経った車も新しいマーチに換えましたが、1ヶ月に1〜2度しか動かさない怠慢ドライバーです。 |
相 沢 健 夫 |
2.家族のことなど (青い下線付きの文字の上にのカーソルを移動してクリックするとその関係頁が出ます) |
お名前 |
166999 |
tko@cpost.plala.or.jp |
2012年1月 |