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1.この1年から (文中の青い下線の文字をクリックで関係頁へ) |
全体主義の恐怖を描いたオーウェルの問題作「1984年」に国立高を卒業した教え子諸君の30年目のクラス会が4月にありました。カナダ在住のTさんが中心になってFacebookやネットでかなり前から連絡を取り合い、カナダ、イギリスや日本各地から29人が母校に集まりました。衆議院議員で国土交通政務官のSさんをはじめ、みなさんそれぞれ大変身で第一線で活躍中の姿を見せてもらって感動の時間でした。 今年も世界からのいろいろ個性的な人たちに会いました。サメと泳ぐことが趣味のカナダ人とタイ人は、タイの新聞に私の写真を載せてくれました。教職志望アメリカ人大学生の学校訪問での教育談義、芸術専攻の別のアメリカ人学生たちとの博物館訪問も印象に残りました。日本の医師を前に講演に来た人工関節の名医は新技術を教えてくれ、目のレーシック手術を3万件もやったという菜食主義のインド人医師は「日本人は毎日魚を食っていて、本当に健康障害はないのか?」と真剣に聞いてきました。パティシェの高級ケーキばかり8,000円分も買って6人で味見をする中国系アメリカ人の日本経験に加わらせてもらったり、300年続くという浅草の温泉「蛇骨湯」にアメリカ人芸術家を案内したりしました。「靖国」へ案内したアメリカ人は、アメリカの教科書では習わなかった事実が書かれているのを知って驚いていました。 5月には、家内の体調を見ながら格安航空片道2400円の松山行きに乗り、9日かけてゆっくり車で四国を回りました。ここでもお遍路さんをやっている外人に会ったりで、旅の「国際化」が進んでいましたが、外国人も日本をよく調べて来るのに驚かされます。暮れにイギリス人Colin Joyceが書いたHow to Japanという面白い本に出会いました。良かったら青字をクリックしてみてください。 私も後期高齢者になりましたので、年寄りらしく毎日プールの「冷や水」に浸かって300mだけ泳いでいます。 |
次男の浩が、山口舞さんというすばらしい女性と出会い、11月に再婚しました。左の写真は目黒・八芳園の結婚式当日です。前の結婚では仕事の関係でNew Yorkと東京で夫婦別居になり、一昨年離婚していました。 昨年ここに書きましたが、アメリカ留学中80年前に亡くなった伯父のことを調べてくれているアメリカ人が、伯父が存命中お世話になったKennedy教授の妹Genevieveさん(左の写真)を奇跡的に見つけてくれました。96才という高齢にも関わらずまだ頭脳明晰な彼女と手紙を交換していました。彼女は「黒カラス(raven)のような黒髪の日本人学生」をよく覚えていて、親族の全くいないアメリカで父親のような存在だった彼女の兄のKennedy教授は、伯父を看取り、伯父は彼の腕の中で亡くなったことが分かりました。春に彼女に会いに行くことを計画しましたが12/15に彼女も肺疾患で亡くなりました。 この調査に当たったOhio州の町WilloughbyのHistorical Societyの会長であるRonald Taddeo氏は見ず知らずの私のために伯父のことに興味を持って仲間と一緒に調査して下さって、その会のNewsletterにこの件の全容を書いてくださるそうで、アメリカ人の善意と親切が身に染みました。 今年もどうぞお元気で良き1年をお過ごしください。 |
相 沢 健 夫 |
2.家族のことなど (青い下線付きの文字の上にのカーソルを移動してクリックするとその関係頁が出ます) |
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2015年1月 |