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98/3/28(土) |
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.秀 子例によって例のごとく、飲む人は飲み、食べる人は食べ、大いに宴が盛り上がったが、そろそろ時間が迫ってきたところで、皆が近況報告をすることになり、順番に一人ずつその場しのぎにお茶をにごして終わった。 1年に1度の全員顔合わせということで、それはそれなりに一族の親睦をはかるチャンスで、大変有意義なことだからできる限り参加してほしいと思う。 ところでその時私は突拍子もない想像をしていた。あと十年すればどういうことになるのだろう。今一番若い孫が今年成人式になるのだ。即ち20才。ということはあと十年たてば彼らは30才。おそらく全員が結婚して子供の一人や二人はいることだろう。すると全員集合ということになれば全員とは一体何名? 私の大まかな計算によると40数名? クラス会でもこれだけの数は集まらないと思う。大変な数である。大会場を予約せねばならぬ。我が家の田無に帰ってもこれだけの大供子供が右往左往することになると部屋を開け放してもおさまりきるのであろうか? もっとも全員が集まれるとは限らない。」遠方の地に赴任しているものもいるだろう。でもお正月には帰ってくるとしての話である。私はこの大いなる集団を想像して暫し愕然とした。 2という数字から出発したまさに不思議な数の拡がりようである。ネズミ算というのだろうか。しかし半世紀も経た結果であれば当然ということかもしれない。 よく言えば種族の繁栄、悪く言う筋はないが、とにかく不思議な現象を想像して驚きと身の引き締まる思いがしたのである。ここまで書いてふと気がついた。その時私はどこでこの光景を見るのでしょう。現世か、あの世か? |
50年前の同窓が同僚だった!
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